伊東友香

ひとりごと

  • - 2016.06.16 -

    わたしにだけはわかること
    あると信じるのが
    愛なのかもしれない

    わたしだけにはできること
    あると信じるのが
    愛なのかもしれない

    それがたとえ優しい幻想でも
    信じるから
    この身を費やして焦がして壊れても

    守ろうとするのが
    愛なのかもしれない

  • - 2016.06.16 -

    光を

    最後には逃げた

    そうかな?

    自分のために諦めたのかな

    冷酷だよね

    結局、自分を守った

    けれど今となっては

    その時に回避できたように思えた傷と

    失ってから受けた傷

    どっちが重かったのかわからない

    やるだけやればよかったのか
    やらないでいてよかったのか

    今となっては
    ただ悲しみという愛を
    引きずって
    笑おうとするしかないのだよ

    過去は変えられないなら
    せめて
    過去にほんのり光をあてられるように

  • - 2016.06.16 -

    開き直り

    悲しくたって
    辛くたって
    負けたって
    勝ったって

    生きてるんだから
    いいじゃないかと
    開き直ってはきたけれど

  • - 2016.06.16 -

    相違

    自分がしてあげたいことと
    相手がして欲しいこと

    同じとは限りません

  • - 2016.06.16 -

    やわらかい記憶

    過ぎれば笑い話って
    そんなのは無理でしょう

    笑えない過去がどんなに
    自分と人を傷つけたのか

    だけど、
    過ぎれば過去はただ過去で
    なるべくならやわらかい記憶へと
    変わっていくような未来を作るよ

Photo ノザワヒロミチ