© 2015 itoh yuka
- 2016.06.27 -
そこにいるのは
本当に私なのか
それとも
私の知らない誰かなのか
孤独なのは
誰のことも知らないからなのか
あなたさえも遠い宇宙のようで
誰でもいい私なら
私でなくてもいいだろう
愛されているのは
誰?
- 2016.06.27 -
あの席に座っているのが
私じゃなくても
あの人たちは
微笑んで話しかけて親切そうにするだろう
私が私である意味がそこにない
私のいない場所で
私が笑う
まるで、幽霊
- 2016.06.16 -
わたしにだけはわかること
あると信じるのが
愛なのかもしれない
わたしだけにはできること
あると信じるのが
愛なのかもしれない
それがたとえ優しい幻想でも
信じるから
この身を費やして焦がして壊れても
守ろうとするのが
愛なのかもしれない
- 2016.06.16 -
最後には逃げた
そうかな?
自分のために諦めたのかな
冷酷だよね
結局、自分を守った
けれど今となっては
その時に回避できたように思えた傷と
失ってから受けた傷
どっちが重かったのかわからない
やるだけやればよかったのか
やらないでいてよかったのか
今となっては
ただ悲しみという愛を
引きずって
笑おうとするしかないのだよ
過去は変えられないなら
せめて
過去にほんのり光をあてられるように
- 2016.06.16 -
悲しくたって
辛くたって
負けたって
勝ったって
生きてるんだから
いいじゃないかと
開き直ってはきたけれど
© 2015 itoh yuka