- 2024.02.06 -
あなたの時間を奪ってるのかもしれない 私の時間をあげているともいえるけど 幾重にも積み上げられた時層は 何色だろう 憎しみと愛おしさが混じって どんな熱を発しているのか その色に その熱に 反応しては 言葉が視線が温度が 一日を織りなしていく いつか京都の貴船で見た 枝が絡まってほどけない 楓と杉のように もはやどっちがどっちの手足かわからない ひとつの化石になるのだろうか
© 2015 itoh yuka