伊東友香

ひとりごと

  • - 2020.12.02 -

    一体

    地続きに道があるように
    私はあなたへと続いていた
    海と太陽が溶け合う夕暮れのように
    あなたのひかりで満ち足りた

    今、歩けば
    崖で行止まり立ち尽くす
    今、歌えば
    風に吹き消され闇に沈む

    寂しいのだな
    わたしは

    からだの一部が
    離れてしまって

Photo ノザワヒロミチ