伊東友香

日々のこと

  • - 2016.10.12 -


    流れていく時間の中で、
    ふと立ち止まれば、
    いつだって幸せだった。
    けれど、今感じている強さには及ばないかも。

    それはお腹の赤ちゃんのおかげ。
    産まれてくる子が持っている光のパワー。
    みんなその子に元気と勇気と笑顔をもらってる。
    まだこの世に誕生していないのに、
    これだけ凄いんだから、産まれたら最強なんだろうな。

    その子をこの世に生み出す、
    大事な役目を仰せつかって光栄だよ。
    っていうか、気を引き締めて、でもリラックスして
    いいお産をしなくてはね。
    赤ちゃんも頑張る、私も頑張る。
    二人三脚でこの世界でのご対面。

    私は父を早く亡くしているせいもあってか、
    母親と仲がいい。
    生前は父にも舐めるように可愛がられた。
    幼少期、つらい思い出はなにもない。
    ただただ守られ甘やかされ繭の中でぬくぬくしていた。
    何があってもこの人たちが自分を守ってくれると安心しきって。

    母がしてくれたように、子供にしてあげたい。
    父がしてくれたように、子供を守りたい。
    新前お母さんだから、焦らずゆっくり一緒に成長していこう。

    何があるかわからない世の中だからこそ、
    今をひとつひとつ噛みしめて、
    目の前のことを愛おしんでいたい。

    子供という光。
    自分たちもそうだった。

    つないでゆく糸の先にあるものが、なんであれ素晴らしく尊いんだ。

Photo ノザワヒロミチ