- 2022.08.19 -
晴れているから 出かけなきゃとか 海があるから 泳がなきゃとか 死ぬまでは 生きなきゃとか 押し付けられるのは 嫌なんだ 晴れてる日には ベッドの上で 海風を感じながら 本を読んで 死にたくなったら 死ねばいい 飲みきれないシャンパンを躊躇なく開けて 勿体ないからと飲み干してしまおうか 酔った瞳に映る夕日が潤んで 海に溶けたら 泣きながら夜が来て 満点の星を見たら 笑えてきて ひとりでも ふたりでも 朝がくる 私が思うよりずっと自由だと 鳥が空を飛ぶよ
© 2015 itoh yuka