伊東友香

日々のこと

  • - 2016.10.10 -

    運命


    運命

    出会ったとき
    運命だと思った
    別れたとき
    運命だと思った

    運命ってなんだろう

    詩集 寂しがりやのひとり好きより

    昔、運命という詩を書いた。
    今それを読み返すと、
    前とはちょっと違う感情も芽生える。

    運命と言ってしまえば、簡単だけれど、
    それだけで割り切れるものじゃない。
    たくさんの意志の力、
    なりたい未来のため戦いながらの日々が、
    運命を動かしてきた。

    運命は過ぎ去ってわかること。
    結果論。

    隣に寄り添う伴侶、
    その人との今は間違いなく運命。
    けれど、これから先のことは、
    自分で動かしていく未来。
    まだ運命じゃない。

    自分の願いだけじゃ、
    どうにもならないこともある。
    けれど、虫も人も草も木も
    明るいほうへと導かれる。

    女の人の笑顔は命のように尊いと思うから、
    私も目指そう、笑顔の人を。

    昔、友香は太陽だと言っていた、父のためにも、
    家族を幸せにできますように。

Photo ノザワヒロミチ