© 2015 itoh yuka
- 2016.10.10 -
運命
出会ったとき
運命だと思った
別れたとき
運命だと思った
運命ってなんだろう
詩集 寂しがりやのひとり好きより
昔、運命という詩を書いた。
今それを読み返すと、
前とはちょっと違う感情も芽生える。
運命と言ってしまえば、簡単だけれど、
それだけで割り切れるものじゃない。
たくさんの意志の力、
なりたい未来のため戦いながらの日々が、
運命を動かしてきた。
運命は過ぎ去ってわかること。
結果論。
隣に寄り添う伴侶、
その人との今は間違いなく運命。
けれど、これから先のことは、
自分で動かしていく未来。
まだ運命じゃない。
自分の願いだけじゃ、
どうにもならないこともある。
けれど、虫も人も草も木も
明るいほうへと導かれる。
女の人の笑顔は命のように尊いと思うから、
私も目指そう、笑顔の人を。
昔、友香は太陽だと言っていた、父のためにも、
家族を幸せにできますように。
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